清水教会聖堂|聖堂譲渡

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【清水教会聖堂】
1ページ ドラエ神父の木造聖堂
2ページ 聖堂譲渡
3ページ 保存解体作業
4ページ 新聖堂建築
5ページ 旧聖堂移設
6ページ 新しい旧聖堂
7ページ さくらももこさんと教会
8ページ 写真
9ページ 年表
10ページ 出典参考リンク
11ページ 司教破門発言

2014~ 建て替え計画

 2014年、司祭・信徒会館の建て替え工事の許可を横浜司教区に願い出ました。

 2015年10月、聖堂も含めた計画変更を横浜司教区に願い出ました。

 2014年、司祭・信徒館の耐震性が低く、床下腐食による危険個所が多々あるため建て替えの許可願いを教区に提出したところから今回の計画が始まりました。
 当初聖堂はそのまま使用する予定でしたが、聖堂の耐震も低く、大きな地震には耐えられないとの調査結果から、2015年10月には「司祭・信徒館建て替え」から「聖堂を含む教会施設建設への建設計画変更許可願い」を教区に提出しました。

清水カトリック教会
https://sites.google.com/view/shimizu-catholic/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0

2017.02 屋根裏や床下など調査

 過去にも何度か耐震性などの調査は行っていますが、有限会社松永和廣設計事務所による調査がこの時行われました。

●2月に計4回の調査(屋根裏や床下など)を行いました。
●現在、現地調査をもとに図面を作成し、保存に向けての補強計画の検討をしています。

カトリック清水教会保存活動 : 松永設計
http://matsunagasekkei.ldblog.jp/archives/49686230.html

2019.10 聖堂の建て替え決定

 2019年1月、聖堂の今後については横浜司教区が執り行うことに決まりました。

 2019年1月29日、フランシスコ教皇聖下へ送る保存活用を求める署名活動がはじまりました。

 2019年10月、司教顧問会で聖堂を建て替えると決定しました。

 2019年、維持や保存のための署名活動がはじまります。

築83年の聖堂は現在建て替え計画が持ち上がっておりますが、世界中の聖堂 と同様にメンテナンスをすれば、今後も永く平和の尊さを訴え、広く社会に役立たせることができます。

オンライン署名 · 「カトリック清水教会聖堂」の保存活用を求めます
Change.org
意思決定者(宛先)
 ローマ教皇フランシスコ聖下
 宗教法人カトリック中央協議会
 宗教法人カトリック横浜司教区 梅村昌弘司教様
https://www.change.org/p/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E6%95%99%E7%9A%87%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%82%B3%E8%81%96%E4%B8%8B-%E3%82%AB%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E6%B8%85%E6%B0%B4%E6%95%99%E4%BC%9A%E8%81%96%E5%A0%82%E3%81%AE%E6%B0%B8%E7%B6%9A%E7%9A%84%E3%81%AA%E4%BF%9D%E5%AD%98%E6%B4%BB%E7%94%A8%E3%82%92%E6%B1%82%E3%82%81%E3%81%BE%E3%81%99

 その後教区から派遣された建築士の調査を基に、同年10月の司教顧問会で「現聖堂は保存せず、建て替える」との決定が下されました。

清水カトリック教会
https://sites.google.com/view/shimizu-catholic/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0

2020~ 設計の前段階

 2020年8月21日付けで横浜司教区より建て替えの決定通知が届きました。

 2021年8月、聖堂内の天井漆喰が落下しました。他にも問題箇所があり、崩落の危険があるかとから聖堂の使用禁止が決められました。

 2021年10月31日主日、木造聖堂で最後のミサが行われました。

 2021年10月末をもって聖堂の使用が禁止となり、聖体訪問等でも中に入ることができなくなりました。

 2022年、木造旧聖堂の移築が認められ、それらに向けた活動準備がはじまりました。

 2023年5月、まだ決定ではないものの設計士を選定しました。

 2023年5月27日、「一般社団法人カトリック清水教会を活かす会」の設立総会を開催しました。

これにより一旦は解散していた建設委員会を新たに立ち上げ、教区建設委員会委員の方々や、同委員長の谷脇神父様の協力も得て、建設理念の作成や建物の概要等の議論を重ね、その都度教区の承認を頂き、この5月、やっと設計士を選定するところまで漕ぎ着けました。

清水カトリック教会
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2021年10月31日(日) 清水教会の聖堂での最後のミサが行われました

 清水教会出身の岡村神父様と  主任の高橋神父様との共同司式で行われました。現在は人数制限され たミサですが、外まで人が溢れていました。

清水カトリック教会
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 2014年より継続してカトリック清水教会聖堂の保存に向けて活動してまいりましたが、現地でそのままの保存は難しく、移築することで望みをつなげるべく法人設立にいたりました。
 そして、2023年5月27日(土)、清水区の岡生涯学習交流館で、「一般社団法人カトリック清水教会を活かす会」の第1回総会が開催されました。

(一社)カトリック清水教会聖堂を活かす会 設立総会 – arigatou-seidou ページ!
https://www.cath-shimizu.com/%E4%B8%80%E7%A4%BE-%E3%82%AB%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E6%B8%85%E6%B0%B4%E6%95%99%E4%BC%9A%E8%81%96%E5%A0%82%E3%82%92%E6%B4%BB%E3%81%8B%E3%81%99%E4%BC%9A%E3%81%A8%E3%81%AF/%E8%A8%AD%E7%AB%8B%E7%B7%8F%E4%BC%9A/

 教会は戦時中戦火をまぬがれ、戦争遺産としての側面もあり国登録有形文化財への登録も可能性があります。

 清水教会は1945年7月の空襲や艦砲射撃を免れ、多くの負傷者の救護所にもなった。6千世帯、1万2千人を擁する文教地区の岡地区連合自治会の小林靖明会長(76)は「地元の多くが保存派。港町の雰囲気を伝える建造物として清水港に寄港するクルーズ船の外国人客にもアピールできる」と話す。署名も約8千筆を集めた。

カトリック清水教会 取り壊し決定から1年 地域と所有者の対話重要【解説・主張しずおか】
あなたの静岡新聞
2021.9.19 清水支局 坂本昌信
https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/961400.html

 移築先は複数の候補地を検討しています。

保存を求めてきた岡地区連合自治会の小林靖明会長によると、移築先候補の一つとして外国の大型客船が多く発着する日の出地区などが内部で挙がっているが、本格的な議論はこれからだという。小林会長は「フランス出身の神父が建設に奔走した教会は、海外の観光客も多数訪れる清水港のシンボルになるのでは」などと話した。

清水カトリック教会 現地保存断念 築約90年の木造ゴシック様式 住民ら移築費用調達目指す
あなたの静岡新聞
2022.11.11 清水支局 坂本昌信
https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1149069.html

 県建築士会が地域の歴史的建造物の保全・活用を目的に設立した「静岡県ヘリテージセンター」のセンター長を務める塩見理事長は「移築先は現在、複数の候補地を検討している。移築再生を成し遂げたい」と話している。

カトリック清水教会聖堂、来年6月にも解体 地元有志ら移築めざす [静岡県]
朝日新聞デジタル
床並浩一 2023年6月8日 10時00分
https://www.asahi.com/articles/ASR6772QCR63UTPB01H.html

2023.7.10 聖堂譲渡

 聖堂(建物)を譲渡すると、横浜司教区と「カトリック清水教会聖堂を活かす会」のあいだで覚書を調印しました。同時にカトリック清水教会聖堂を活かす会が鍵を受け取り建物の管理を行うことになりました。

2023 ありがとうカトリック清水教会聖堂イベント

2023年10月7日~12月2日 各土曜日 9:00-15:00 内覧会

2023年10月9日 15:00- 2023年10月14日 15:00- 聖堂de朗読劇 SPAC俳優が聖堂で演じます。

2023年11月18日 13:30- 19:00- オペラ歌手によるコンサート「海と祈り」

2023年12月5-6日 9:00-15:00 内覧会の公開延長

2023年12月6日 19:00-21:00 白い折り鶴の空間アート(プロジェクト・白い鳥)展示

2023年12月8日 19:00-  万人のレクイエムコンサート「祈り」

2023年12月9日 19:00-  喜びのクリスマスコンサート「誕生」

2023年12月14-15日 9:00-21:00 内覧会の公開延長

2023.12 白い折り鶴の空間アート展示

 2023年12月6日 19:00-21:00 に「白い折り鶴の空間アート(プロジェクト・白い鳥)展示」が行われました。これは後に行われるコンサートでプラネタリウムを使用するための試写の意味合いもあります。

 暗い建物の中でかなりしっかりした機材で映し出す空の星は本当にきれいでした。行く前は Amazon で1万円くらいで売っている安い装置をイメージしていたのですが、実際にはかなりしっかり星を投影しており、その装置が欲しくなりました。写真も投影できて手の届く値段だったら買ってしまうかもしれません。

2023.12 久しぶりに靴が並べられた下駄箱
2023.12 旧祭壇から見た様子で本当に暗い
2023.12 夜空を舞う鶴
2023.12 鶴と十字架
2023.12 星を受ける鶴
2023.12 天の川
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