清水教会聖堂|司教破門発言

Catholica ecclesia / 小教区をおとずれた話 / 清水教会の歴史 / 清水教会の写真 /

【清水教会聖堂】
1ページ ドラエ神父の木造聖堂
2ページ 聖堂譲渡
3ページ 保存解体作業
4ページ 新聖堂建築
5ページ 旧聖堂移設
6ページ 新しい旧聖堂
7ページ さくらももこさんと教会
8ページ 写真
9ページ 年表
10ページ 出典参考リンク
11ページ 司教破門発言

 カトリックの教会法によると、司教は「神の制定に基づき付与された聖霊によって使徒の座を継ぐ者であり、教理の教師、聖なる礼拝の司祭及び統治の奉仕者になるように教会の牧者として立てられる」(第375条〈1〉)とされ、教皇から直接任命され、司教区という”独立王国”の君主ともいわれる大きな権限を教区の教会、司祭、聖職者に対して与えられている。

出典:(解説)”定年”まで10年以上残して辞任する司教が6年で3人-明治に出来た教区割、”司教定員″見直し必要? | カトリック・あい
https://catholic-i.net/tokushu/%E3%83%BB%EF%BC%88%E8%A7%A3%E8%AA%AC%EF%BC%89%E5%AE%9A%E5%B9%B4%E3%81%BE%E3%81%A710%E5%B9%B4%E4%BB%A5%E4%B8%8A%E6%AE%8B%E3%81%97%E3%81%A6%E8%BE%9E%E4%BB%BB%E3%81%99%E3%82%8B%E5%8F%B8/

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梅村横浜司教が聖堂建て替えで信徒に破門発言
https://asaisatoshi.jp/catholic/hamon_yokohama/

梅村司教被告裁判

司教「破門」発言
信徒が損賠訴訟
聖堂解体反対巡り

2024年9月7日 土曜日
朝日新聞東京本社 静岡

カトリック清水教会聖堂(静岡市清水区)の解体に反対したため、「破門を考える」と発言されたことで精神的苦痛を受けたとして、80代の女性信徒が、管轄する横浜司教区の最高位である司教を相手取り、慰謝料など550万円の支払いを求めた損害賠償訴訟の第1回口頭弁論が6日、静岡地裁であった。被告側は請求の棄却を主張し、発言の裏付けを求めた。
 訴状などによると、女性は解体計画が進む聖堂の保存を求めて、2015年12月~16年1月に修理代の募金活動をした。教会側はこうした活動を快く思わず、17年7月に聖堂に来た司教が100人ほどの信徒を前に「破門にすることを考えている」などと発言。18年12月にも同様の発言をした。これらによって信徒や関係する団体から排除されて孤立。精神的ストレスが蓄積し、うつ病や脳梗塞を発症したという。

(本間久志)

ノンフィクション作家 広野真嗣の取材

 ここに一冊の雑誌があります。全文は購入してお読みいただくとして、一部を抜粋します。抜粋は【】で囲っている箇所です。

宗教問題43:崩れゆく「伝統」と「共同体」 | 宗教問題編集部 |本 | 通販 | Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/4910357165
大特集 崩れゆく「伝統」と「共同体」
聖堂より前に教団が朽ちる、カトリック清水教会聖堂事件……広野真嗣
全6ページ
2023/9/15

【「欲しけりゃ、あげますよ」】
 ドラエ神父が私財を投じで建てた清水教会の木造聖堂について梅村昌弘司教が言い放った言葉。

【「フランス人神父が描いた構想を、日本の職人技術で再現したところに文化的価値がある。」】
 木造聖堂に対する常葉大学造形学部教授土屋和男氏の評価。

【ところが、教区からきた主任司祭のA神父は「補強にはお金がかかる」と、最初から保存案に消極的だった。】
 新築案と耐震補強案の公平な議論を行う立場にある主任司祭の意見は最初から偏っていた。

【「壁の曲線を日本の漆喰の技法で再現したり、日本にはない木を曲げる技法も持ち込んだりしもして、手間と金を惜しまず楽しんで作っているのがわかるんです」】
 木造聖堂に対する古民家再生を専門にする一級建築士・松永和廣氏の評価。

【しかし教会法(バチカンが定める教団の法)には、「小教区には(略・教会法上の)法人格が与えられる」という定めがあり、登記上の所有権は教区でも、聖堂をどうするかは信徒たちが決めるのが原則だ。】

【「あなたの話は聞きたくない。破門に値する」と脅すように言ったと、複数の信徒が証言した。】
 2018年、主任司祭であるA神父の力量を問う手紙をA神父の出身神学校にだした信徒に対し、梅村昌弘司教が言い放った言葉。

 《主任司祭A神父 –  トマス・アクィナス髙橋愼一神父(現・末吉町教会、港南教会主任)》

ブログ「清水女次郎長の想い」リンクと抜粋

 この裁判に至るまでの説明がブログ「清水女次郎長の想い」に掲載してあります。全体として文章の量が多いのですが、この問題に関心のある方は読まれることを勧めます。記事へのリンクと、記事を探しやすくするため抜粋を載せておきます。

 また、記事の中では人物の名前が伏せ字あるいは無記名となっている箇所がありますが、責任の所在を明確にするためここにお名前を載せておきます。

司教 –  ラファエル梅村昌弘司教
http://www.yokohama.catholic.jp/kyoku_honbu/yb_kyouku_Introduction.html

主任司祭T神父 –  トマス・アクィナス髙橋愼一神父(現・末吉町教会、港南教会主任)

きれいな木造ゴチック様式の「清水カトリック教会」を保存するか、新築するか?
https://blog.goo.ne.jp/yuki9693/e/e13d24fa5c37dfa5fbc72546a6553597
2020-05-12 15:21:31

 多くの信徒は、「貴重なものなので残したい」と思っていましたが、管轄する信徒の上の横浜在住の司教が、「取り壊したい」意向を明確に告げたので、信徒はぜひ「残したい」人と、上の意向に従って「取り壊すしかない」と思う人が2分してしまい、すでに5年がたっています。

徳川の浜御殿跡地に、清水聖堂を建てたフランス人宣教師:ドラエ神父(その1)
https://blog.goo.ne.jp/yuki9693/e/c81612930823d5e29fbc848e40052149
2020-05-25 21:06:56

 谷津教会は10年位前に火事に見舞われた。それを知った全国の信徒からお金が送られてきた。信徒たちも資金を出しあって、前のものには及ばなくても聖堂を建てな直したいと思った。が、現管轄責任者の司教が許さなかった。今は庭にマリア像があるだけになっている。

84年前、徳川家康:浜御殿の跡地に、清水聖堂を建てたフランス人宣教師:ドラエ神父 (その2)
https://blog.goo.ne.jp/yuki9693/e/670f3f25fc722ca6b9bd3938fdd96352
2020-06-03 18:28:09

この聖堂は、静岡市が「責任者の許可さえあれば、即<文化遺産>になります」と言っている。
 清水聖堂を長年大切に使い、祈ってきた信徒の多くは、耐震修理して残したいと思っているが、6年前から「古いので、この聖堂を取り壊して現代風なものにする」と、横浜にいる上の責任者は言い続け、信徒間の話し合いも禁じて許さない。組織の上層部と、信徒間にも深い溝ができ、今も、大きな問題になっている。

カトリック横浜教区 梅村昌弘司教宛ての「通知書」
https://blog.goo.ne.jp/yuki9693/e/540233fda757ada69e8f1187c5655626
2020-06-19 18:17:31

 この通知書(文末に全文掲載)は、聖堂保存か取り壊しかをめぐり、信徒間司教、司祭と忌憚なく話し合う機会を求めたものです。しかし回答期限の5月15日が過ぎても、司教側からは何の返答もありませんでした。

横浜教区・清水教会聖堂は歴史遺産 司教様は、これを取り壊すのですか?(第一回目)つづく
https://blog.goo.ne.jp/yuki9693/e/24687899cf536168e494c04db571e5b6
2020-07-26 13:08:56

 2014年、清水・草薙両協会に主任司祭としてT師が赴任して来られたすると間もなく、隣の草薙教会の信徒が意外な情報をもたらした。「T師が、聖堂と信徒会館を一緒にした新しい清水教会の完成イラストを、草薙の信徒らに見せている」と言うのだ。「清水教会は、今の聖堂を取り壊すの?」と聞かれ・・・清水の信徒は仰天した。 「信徒会館が古いから新築する必要がある」ことは聞いていたが、「現聖堂を取り壊して新築する」とは…、清水小教区の信徒にとっては初耳だった。

 間もなく横浜教区から「聖堂は残せないものだと了解してほしい」と言う手紙が来た。しかしこの時点で、信徒委員長、建設委員長の2人は、この文面が「聖堂を取り壊す」と言う意味であるとは全く理解していなかった。信徒委員会にもかけないのに、主任司祭から「すぐ返事を出すべきだ」とせかされて「了解しました」と言う返事を送ってしまった。するとT師は「司教様の望み通り、これで聖堂取り壊しは決まった」と公言するようになった。
 意味の取り違え、意に沿わない返事をしたことを逆手に取られた信徒委員長は、後日「あの返事は本意ではなかった、取り消したい」と手紙を送ったが、司教からの反応はなく、T師は「聖堂の取り壊しは決定した」と信徒委員にお触れを出した。

「聖堂の修繕費がないから残せない?」「聖堂を耐震修理すれば、50年は大丈夫使える」と
https://blog.goo.ne.jp/yuki9693/e/ae557ed8339e96f70af4a380df28ef54
2020-07-27 13:23:59

 聖堂を残したい信徒は大勢いる。ならば「信徒に呼びかけて修繕費を集めてみよう」と思い有志に声を掛けたら、2015年12月、わずか1か月で1,319万4000円が集まった。予想をはるかに超える金額だった。

 T師は、「清水聖堂を残すべきだ」と言った草薙教会信徒を、教会の1室に呼び出して「清水教会の信徒は減少の一途だ、今後、聖堂を残すための費用を出せない」とデータを見せて説得したそうだが、その信徒は、「なぜ今後、宣教して信徒を増やすことを考えないのか」と怒った。

 その年、司教が清水教会に来て「聖堂は残せないものだ」と話し「修繕費を集めた信徒(私:小畑)を破門にすることを考えている」と言われた。T師や信徒委員たちから聞いてはいたが、一般信徒は初めて司教が、信徒の意見を聴くでもなく、中立でもなく、取り壊しはすでに決定、修繕費を集めた信徒を破門…など初めて聞き驚愕した

地元の市民、県知事、大学の建築専門家、知名人たちが「聖堂を残してほしい」と(第3回目)つづく
https://blog.goo.ne.jp/yuki9693/e/311342bdc6d6d0861d62aa9201b0c707
2020-07-29 12:38:51

怒った司教様・主任神父T師・忖度する信徒委員たちは
 地元の新聞社、テレビ局が押しかけ、有名人の映った映像がテレビで放映されたことについて神父・司教様は猛烈に怒り、2018年、司教が清水教会に来て告げた「マスコミや信徒ではない市民を絶対に入れないように。無断で市民が聖堂に入ったら、弁護士を立てて争う」と。
 司教様の言う通りにする主任神父、それに忖度する人だけで作った「信徒委員たち」は、司教の方針を徹底して守った。市民も信徒も、聖堂内部の写真を撮ってはいけない。撮りたいなら外側の広い道路の反対側から撮るなら許す…と。「開かれた教会を」ではなく正に「閉ざされた教会」…にした。

 2020年2月の「信徒総会」では、信徒が「もう一度、話し合いたい」と言う意見さえ、途中で遮り止めさせ、その他の信徒の質問も信徒委員が大声でさせないようにした。

市の文化財保護課職員が、梅村司教に会いました(2020年10月)
https://blog.goo.ne.jp/yuki9693/e/913f5443ce70225104c10ce4e6575b0f
2020-12-04 12:09:40

2人からの、これまでの経緯について司教の話 
①建て替えについての話は、20年前から横浜で。集金の名目は建て替え。補強になると寄付をやり直さなければいけないかも(?集金目的は「聖堂建て替え」ではなく「信徒会館の建て替え」でしたよ
②2012年、登録有形文化財に指定されていた「谷津カトリック教会」が、焼失。その改築の話がでた時、清水も同時に改築できないかと、前任者(浜尾司教)が当時の清水信徒に聞いたが「関心なし」との返事だった。(それはヘンです? 梅村司教が司教になったのは1999年谷津教会が焼失した2012年の時、すでに梅村司教でしたよ。谷津教会の信徒から小さくてもよい「谷津教会の再建」を希望したが「梅村司教が即反対し、集まった他教会からの見舞金(再建費用)は全て横浜司教館に没収された」と言っています)

カトリック教会内部の<お金の管理>
https://blog.goo.ne.jp/yuki9693/e/204b580fe538ff8464bdf70c49da9ce9
2021-02-25 21:19:58

2.月定献金は会計担当者が教会の通帳を作って管理しているが「建設資金など特別な寄付・献金」は、横浜教区清水教会主任神父○○で、神父個人の印鑑で出し入れできるようになっている。何千万円~億に近い金額でもあり、神父様は4~6年に一度、他教会に異動するが、神父「個人の印鑑での銀行通帳」に入れているので神父様が個人の判断で「司教に預ける」とか「これは私の個人のものだ」と言った場合は、どうなるのか? 司教に預けるにしても、信徒の総意で決めるべきではないのか?

清水聖堂を残すために「社団法人」を作りました
https://blog.goo.ne.jp/yuki9693/e/bc384bb6e3685d656c7fa91d88749c82
2023-08-20 16:13:12

「清水聖堂の残すには、移築しかない」と言われ「社団法人」を作りました

2024年7月 清水カトリック教会のその後(司教から、移築のみが許された聖堂)
https://blog.goo.ne.jp/yuki9693/e/23e9df39c61ac19f991fd89bec5612ff
2024-07-09 22:40:48

 横浜教区:清水カトリック聖堂は、2022年7月末に、司教から「移築のみ許す」との伝達が(静岡教会で)あり、2023年3月末に、移築のための『社団法人』が設立され、2024年1月から、まだ移築先は見つかっていませんが、とりあえず「移築のために」取り壊しが始められました。2024年7月末までかかる予定です。

「宣教師が建てた聖堂は、全部取り壊す!!」 横浜教区梅村司教様の方針…なぜ?(次につづく)
https://blog.goo.ne.jp/yuki9693/e/6c401173d204e6ca57b405776cef6f61
7999-12-01 00:00:00

 2016年~2018年、司教様が3回この教会に来て「この聖堂は残すことはできない」と言い、自分の方針に逆らった信徒を個人的に、100人近い信徒の前で「破門にすることを考えている」等と非難し、脅した。

 2018年、最終的に信徒が「取り壊しをせずに話し合いたい」の結論を出すと下記のようなことを言い出した。
 ⑤信徒が(取り壊しを)決められない (能力がない) から「補完性の原理原則により、司教諮問委員会が決める」と。
 そして2019年の3月以後は、前述の通り「信徒総会では、聖堂について一切、話題にしない」ことを命じ、当年4月「司教顧問委員」が決めた<KR社>に診断させた。ところが、2020年8月になっても、その診断結果を発表していないない。

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