「盾」とは相手の攻撃から身を守るための防具です。教会は誰を守るために「盾」を使っているのかという問いの一つです。
1ページ 「もしもしピチピチですか」
2ページ 長崎大司教区司祭が2.5億円流用
3ページ 長崎大司教区神父達のパワハラ
4ページ 長崎大司教区司祭の性暴力と高見三明大司教の発言
5ページ 神父の性虐待(日本)
6ページ 元信徒の女性1977年神父からの性虐待を訴える – 宮城
7ページ カトリック神父による性虐待を許さない会発足
8ページ 梅村横浜司教が聖堂建て替えで信徒に破門発言
9ページ 神言会の神父から繰り返し性暴力
「うそつき」 裏切られた教会近づけず 被害「隠蔽」と症状悪化 カトリック聖職者の性被害
2020.12.14 長崎新聞
https://nordot.app/711022379654676480
女性によると、男性神父とは家族ぐるみで17年来の付き合いがあった。女性は男性神父がアルコールに依存していることを知っていた。2018年5月、女性は他の神父らに頼まれ、男性神父を見舞うために県内の教会を訪ねた。神父の住居である司祭館に入ると、酒の臭いが充満し、部屋は散らかっていた。片付けようと台所に立った時。突然、男性神父に後ろから覆いかぶさられた。目の前に包丁があり、女性は「下手したら殺される」と思った。無理やり体を触られても「やめてください」と声を振り絞るのが精いっぱいだったという。
女性は心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症。神父の祭服を見ると恐怖がよみがえり、叫び声を上げたこともある。ミサの時間に震えが止まらず、フラッシュバックが起きるとその間の記憶を失った。仕事を辞めざるを得なくなった。
だが、神父らの対応は女性をますます傷つけた。警察に被害届を出そうとすると、思いとどまるよう促されたという。「最後までしてないんだから」「信徒は神父の言うことを聞いて当たり前」とも言われた。女性は自分を責め、何度も自殺を考えたという。「本当にきついのに、それを分かってもらえなかった」
女性と大司教区の示談は19年8月に成立した。男性神父のわいせつ行為の結果、女性がPTSDを発症したことで生じた損害に対し、大司教区が賠償金を支払うというものだった。
県警は今年2月、男性神父を強制わいせつの疑いで書類送検。だが長崎地検は4月、不起訴とした。大司教区は報道機関に「(女性に)今後も誠意を持って対応する。(聖職者による性被害を)二度と起こさないよう再発防止に全力を尽くす」との声明を出した。
しかし、女性の苦しみは終わらなかった。大司教区内の会議の議事録に高見三明大司教の発言が載った。「女性のことは『被害者』と言えば誤解を招く。『被害を受けたと思っている人』などの表現が望ましい」
https://nordot.app/711022379654676480
「説明不十分だった」性被害訴訟 髙見大司教が釈明 長崎地裁
2021.11.30 長崎新聞
https://www.nagasaki-np.co.jp/kijis/?kijiid=838228433727963136
教区トップの髙見三明大司教が尋問に出廷し、症状を悪化させたとされる自身の発言について「説明が十分でなかった」と釈明した。
訴状などによると、2018年に性被害を受けた女性に対し大司教区は翌19年、賠償金を支払った。だが、髙見氏がその後の内部会議で「(女性を)『被害者』と言えば加害が成立したとの誤解を招くので『被害を受けたと思っている人』など別の表現が望ましい」と発言したとする議事録が神父らに配布された。女性は被害がなかったかのような表現にショックを受けたとしている。
髙見氏は発言を認め、男性神父が不起訴になったことを受け「犯罪として成立していないので、言葉を区別した方がいい」と知人記者から助言を受けたと説明。女性が被害を受けていないという認識があったのかを問われると、「決してない」と否定した。
https://www.nagasaki-np.co.jp/kijis/?kijiid=838228433727963136
性被害を「受けたと思っている人」 長崎大司教発言に賠償命令
2022.02.22 産経新聞
https://www.sankei.com/article/20220222-3DFZN7B6YFKXBDOK3FV3BX4564/
カトリック長崎大司教区(長崎市)の男性司祭による性被害を訴えた長崎県内の女性信徒が、高見三明大司教(75)の発言で心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状が悪化し二次被害に遭ったとして、大司教区に550万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、長崎地裁(古川大吾裁判長)は22日、110万円の支払いを命じた。
https://www.sankei.com/article/20220222-3DFZN7B6YFKXBDOK3FV3BX4564/
長崎大司教発言訴訟、大司教区は控訴せず
2022.02.25 産経新聞
https://www.sankei.com/article/20220225-KNSRRMM2CJKXRFSUY22NB535LM/
大司教区は「法的な知識不足や不正確な表現で、女性に意図せぬ大きな誤解を生じさせた。真摯(しんし)に判決を受け止める」とのコメントを出した。
訴訟原告の女性は代理人を通じ「私ではなく、第三者に性被害がないと誤解させたことが問題だ」と大司教区の対応に不満を表明。控訴するかどうか検討中としている。
https://www.sankei.com/article/20220225-KNSRRMM2CJKXRFSUY22NB535LM/
高見三明 – Wikipedia


訴訟
2020年12月15日、長崎大司教区の神父から性的虐待を受けたと主張する女性が、高見大司教の「『被害者』と言えば加害が成立したとの誤解を招く」などの発言でPTSDが悪化したなどとして、長崎大司教区を相手取り長崎地方裁判所に提訴[9]。
2021年11月29日の法廷での弁論で、「第三者が『被害を受けたと思っている人』という意味で、原告が被害を受けたと思い込んでいるという意味ではない」としたが、原告側から「本人が被害があったと言っているだけという意味も含んでいるのでは?」と問われると「決してそうではない。確かに言葉が足りなかったと思うが、『被害者』の別の言い方をしただけ」と回答した。[10]。
2022年2月22日、長崎地裁は大司教区に110万円の支払いを命じる判決を出した[11]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E8%A6%8B%E4%B8%89%E6%98%8E

1ページ 「もしもしピチピチですか」
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